ホルスタイン種雄子牛の3ヵ月齢から6ヵ月齢までの発育に及ぼすサリノマイシンの影響
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概要
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約3ヵ月齢のホルスタイン種雄子牛53頭(試験1)および66頭(試験2)の合計119頭を供試して,サリノマイシン(SL)添加飼料を3ヵ月間給与し,発育•飼料摂取量•効率に及ぼす影響について検討した.試験1では,無添加(対照区)5群28頭およびSL 20ppm添加5群25頭を,試験2では対照区•SL 10ppm添加区およびSL 20ppm添加区にそれぞれ3群22頭を試験に供試した,飼料は濃厚飼料と粗飼料としてイナワラを細切したものを給与した.試験1ではSL添加により3ヵ月間の増体量は高くなり,濃厚飼料摂取量は減少し結果としてTDN要求率で約13%の改善がみられた.試験2ではSL 10ppm添加区では増体量•濃厚飼料摂取量とも対照区よりいくぶん高い傾向ではあったが,飼料効率は変わらなかった.SL 20ppm添加区では増体量10%•濃原飼料摂取量で5%それぞれ高くなり,TDN要求率で約6%の改善が認められた.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
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須田 久也
科研製薬株式会社特薬部
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坂内 良二
全国酪農業協同組合連合会酪農経営研究所
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角田 睦男
全国酪農業協同組合連合会酪農経営研究所
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吉田 育市
福島県石川酪農業協同組合
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小豆畑 明彦
福島県石川酪農業協同組合
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工藤 英彦
科研製薬株式会社
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須田 久也
科研製薬株式会社
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