第一胃内細菌の形態的分類と揮発性脂肪酸組成の関係
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概要
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濃厚飼料, 乾草, 生草および放牧等のさまざまな飼養条件下で, 延89頭のホルスタイン種育成雌牛の第一胃内容液を採取し, その揮発性脂肪酸組成と, 形態的に分類した第一胃内細菌群との相関関係を調べた.その結果, グラム陰性単球菌と酢酸割合との相関 (γ=0.85) が最も高かった.また, <I>Selenomonas</I>型グラム陰性彎曲菌とプロピオン酸割合, 繊毛虫数およびグラム陽性桿菌と酪酸割合の間にも, 有意な正の相関関係が認められた.
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