ヘレフォード種の離乳前発育形質に対する母性効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
離乳前発育形質は,子牛自身の遺伝的効果と母性効果によって影響される.肉牛生産の育種計画を考慮するには,両者の影響を検討しなければならない.従って,本報告ではヘレフォード種の離乳前発育形質に対する両者の影響を調べた.1)σAOAMは,ほとんどの体格部位で負の値を示した.2)3,6ヵ月齢の体重,胸深,尻長,腰角幅および胴囲のh2Mはh2Nより大きく,特に,3か月齢の体重,尻長,腰角幅および胴囲のh2Mは,それぞれ0.76,0.67,0.68,0.71と大きな値を示した.3) 母牛自身の離乳前発育形質とその子供の離乳前発育形質との表型相関係数は,0.3以下の正の値を示した.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
-
富樫 研治
農林水産省北海道農業試験場
-
横内 圀生
農林水産省畜産試験場
-
横内 圀生
農業・生物系特定産業技術研究機構
-
富樫 研治
北海道農試
-
富樫 研治
農林水産省中国農業試験場畜産部
-
横内 圀生
農林水産省北海道農業試験場
関連論文
- 血縁情報が不完全なホルスタイン種牛群における泌乳形質の育種価の推定
- 対立遺伝子数2のシングルマーカーによる父方半きょうだい家系での量的形質遺伝子座探索
- 5ヵ月齢時の絶食による血中代謝成分濃度変化量と乳量の育種価との関係
- 乳用牛における乳タンパク質κ-カゼインと遺伝病BLADの遺伝子型同時検出法とその利用
- 乳蛋白質(κ-カゼイン)と遺伝病(BLAD)の遺伝子型同時検出法とそれによる乳用牛群調査
- 泌乳能力予測のためのインディケータ形質測定条件
- 遺伝子座間のQTL分散の相違を考慮した場合のマーカーとQTL関連分析法とその適用例
- 乳用種雄牛の牛群内経済評価法
- 血縁情報が不完全なホルスタイン種牛群における泌乳形質の育種価の推定
- 対立遺伝子数2のシングルマーカーによる父方半きょうだい家系での量的形質遺伝子座探索
- 5ヵ月齢時の絶食による血中代謝成分濃度変化量と乳量の育種価との関係
- 乳用種雄牛の牛群内経済評価法
- 国際競争にうち克つ畜産技術開発を目指して
- 黒毛和種育種におけるDNAマーカーアシスト選抜 (MAS) の有効性の検討. I. 実験設計と理論的検討
- 肉牛交雑と乳雌牛選抜をとりあげた際の乳雌牛群維持の確率
- BLUP法における育種価の評価〔英文〕
- 混合モデル式における種雄牛評価値間の優劣判断にともなう過誤の確率〔英文〕
- ETを利用した乳用牛の遺伝的改良
- 世代重複した開放型中核育種集団における近交係数
- 世代重復した開放型中核育種集団における選抜反応
- アバディ-ンアンガス種の生時から24カ月齢までの発育に関する遺伝パラメ-タの推定
- ヘレフォ-ド種の生時から24カ月齢までの発育に関する遺伝パラメ-タの推定
- ヘレフォ-ド種子牛の発育におよぼす性,出生季節,母牛産次および出生年次の影響
- ヘレフォード種の離乳前発育形質に対する母性効果
- アバディ-ンアンガス種・ヘレフォ-ド種雌牛の発育に関する研究
- DNA情報の家畜育種への活用-とくに乳牛について
- DNA情報の家畜育種への活用-とくに乳牛について
- 受精卵移植の費用と収益の評価
- 特集 海外における農業機械化事情(3)アフリカの役畜と農機具
- 遺伝子座の検出とその育種的利用(その2)
- 遺伝子座の検出とその育種的利用(その1)
- 乳牛における量的形質遺伝子座(QTL)の検出とそれを用いた育種法 (特集 バイテク研究の現在・未来)
- 乳用牛群改良と交雑利用
- 北海道乳牛集団における胚移植技術の乳量改良速度への影響
- 乳牛における泌乳曲線実験式による305日間乳量の推定
- ホルスタイン種の種雄牛評価に及ぼす地域と種雄牛の交互作用の影響
- 肥育牛における絶水の生理的影響について
- 混合モデル式における種雄牛評価値間の優劣判断にともなう過誤の確率
- 遺伝的能力推定法を顧みる--BLUP法を用いた家畜改良手法の基礎的概念
- オ-ストラリアの畜産と牛の育種改良研究--オ-ストラリアAGBUでの見聞
- ヘレフォ-ド及びアバディ-ンアンガス種の育種改良方法に関する研究
- 周年放牧飼養における肉用種繁殖雌牛の発育と繁殖性についての品種間比較
- 放牧肉用種去勢牛の発育と枝肉性状における品種間比較
- アバディ-ンアンガス種母牛の発育特性と子牛生産性
- ヘレフォ-ド種母牛の発育特性と子牛生産性
- 肉用種去勢放牧牛の肥育仕上げに対する品種,育成期の放牧草地および肥育期間ならびに
- 乳牛における泌乳能力検定の簡易化および短期化の検討
- 乳牛における泌乳曲線パラメ-タの表型および遺伝的特性(短報)
- アフリカの役畜と農機具