茶のアミノ酸簡易定量法の改良
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概要
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中川らの茶のアミノ酸簡易定量法の改良を行った。主な改良点は次の二点である。<BR>(1)発色試薬のニンヒドリンの還元を,シアン化ナトリウムにより発色直前に反応系内で行う方法を採用し,そのための試薬にROSENの試薬を用いた。<BR>(2)タンニン定量用に抽出した抽出液の一部を用いて,分析試料液を調製した。<BR>このような発色試薬の改良により,検量線は定量範囲の域においてBeer則に従い,分析の変動係数は4%以下になった。<BR>茶葉抽出液は5℃の冷蔵庫で約24時間の保存がでぎ,除タンニンした分析試料液は同じ条件下で約48時間の保存が可能であった。<BR>また,薪葉以外の茶樹器官中の遊離アミノ酸も,新葉と同様に定量することができた。本法により,1日30点以上の試料を分析することが可能である。
- 日本茶業技術協会の論文
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