ATS腎炎における糸球体β1-Integrinsと細胞外基質 (ECM) 成分の同調した発現推移
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概要
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ラットATS腎炎における糸球体β1-Integrinsの発現変化と,サイトカインによる単離糸球体のβ1-Integrins発現への影響を検討した。腎炎糸球体のβ1,α1,α5鎖の発現は,α1β1,α5β1レセプターのリガンド基質成分 (ラミニン,コラーゲン,フィブロネクチン) とTGF一βのメサンギウム発現量に同調して推移した。糸球体α3鎖の発現は逆の様相で変化した。TGF一βは糸球体α1β1,α5β1レセプターの合成を増加させたが,他のサイトカインにはその刺激作用は見られなかった。以上より,糸球体β1-Integrinsの発現は,この腎炎モデルにて蓄積増加する基質成分に細胞接着しゃすいように変化した。TGF-βがその変化に関与していることが示唆された。
- 日本小児腎臓病学会の論文
著者
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香美 祥二
徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部小児医学分野
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香美 祥二
国立療養所東徳島病院小児科
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Wayne A.
ユタ大学医学部腎臓内科
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Nancy A.
ユタ大学医学部腎臓内科
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Nancy A.
Dept. of Nephrology, University of Utah
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Wayne A.
Dept. of Nephrology, University of Utah
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