牛脂肪交雑基準（BMS）と筋肉内脂肪含量との関係（1996から2004年）

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概要

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牛脂肪交雑基準（BMS）ナンバーと胸最長筋粗脂肪含量の関係の変化を明確にするために，1996年から2004年までに実施した黒毛和種協定肥育試験において出荷した種雄牛15頭の息（去勢）牛195頭について，枝肉のBMSナンバーと胸最長筋の脂肪含量の関係を検討した．胸最長筋の粗脂肪，粗タンパク質，水分，シェアバリューを測定したところ，粗脂肪含量と粗タンパク質含量，水分およびシェアバリューの間には負の相関が認められた（P ＜ 0.01）．2000年から2004年の粗脂肪含量は，1996と1998年よりも有意に高かった（P ＜ 0.01）．しかし，BMSナンバーは2000年までは粗脂肪含量とともに上昇したが，2004年は粗脂肪含量が2002年と等しいにもかかわらず低下した．以上のことから，BMSナンバーと粗脂肪含量の関係は明らかに変化しており，BMS模型について現在の枝肉に対応するものに変更を検討する必要がある．
社団法人日本畜産学会の論文

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