反復性肩関節脱臼における肩甲骨関節窩欠損の評価 : ―CTを用いた方法―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this study was to measure the glenoid rim defect in recurrent dislocations of the shoulders using CT. We retrospectively studied 34 patients who underwent surgery with the Bankart method. A CT was done in all cases. 30 patients were male and 4 patients were female. Their mean age at surgery was 28.4 years old (range 18-72). We measured the distance between the anterior and posterior edge of the bony glenoid rim (D) in both the affected and normal side. CT scans were performed with 3 mm slices each. Then we added the D×3 (mm2) of each slice for the area of the bony glenoid joint surface. The we compared these areas of both sides and calculated the ratio of the defect area of the glenoid joint surface. The mean ratio of the defect we measured on CTs was 6.3% (-13.4∼30%). The mean ratio of the defect we measured during the operation was 14.9% (0∼40%). A significant correlation was recognized between the ratio of the defect we measured on CT and the ratio of the defect we measured during the operation. A significant correlation was recognized between the number of dislocations and the ratio of the defect we measured on CT. Our method using a CT was easy and practical to measure the glenoid defect.
- 日本肩関節学会の論文
著者
-
小川 清久
慶應義塾大学スポーツクリニック
-
中道 憲明
慶應義塾大学医学部整形外科
-
井口 理
慶應義塾大学 医学部 整形外科学教室
-
小林 修三
慶應義塾大学医学部整形外科学教室
-
吉田 篤
慶應義塾大学医学部 整形外科
-
井口 理
宇井整形外科医院
-
小川 清久
慶應義塾大学整形外科
-
小川 清久
慶應義塾大学 医学部 スポーツクリニック
-
吉田 篤
慶應義塾大学整形外科
関連論文
- 上腕骨近位端変形治癒骨折に対する骨切り術を併用した矯正手術
- 陳旧性肩鎖関節脱臼に対する烏口鎖骨靭帯再建術の治療経験
- 肩腱板広範囲断裂の手術療法
- 健常者の上腕骨後捻角 : 性・利き腕・スポーツ歴との関係
- 肩峰骨折後偽関節, 肩峰骨に対する sliding method の応用
- 肩関節不安定症と肩峰下インピンジメントの症状を呈した三角筋下脂肪腫の1例
- 外傷性肩関節前方不安定症に対する Bankart 法の術前・後の関節症 : 術後5-20年の追跡調査の解析
- 肩峰下滑液包内に発生した pseudomalignant osseous tumor の 1 例
- 陳旧性烏口突起骨折によるインピンジメント症候群:反復性肩関節前方脱臼に合併した1例
- 進行したリウマチ肩に対する烏口突起骨移植を併用した人工骨頭置換術
- 大結節が整復阻害因子であった後方脱臼骨折の1例
- 肩甲上神経麻痺に対する知覚検査
- 上腕骨近位端・近位骨幹端骨折に対する transmedullary support screwの応用
- 肩関節挙上障害症例における頸椎症性筋萎縮症例の検討
- 上腕骨近位端骨折に対するNeer分類の検討
- CTを用いた上腕骨後捻角計測:第5報−関節窩傾斜角との関係−
- 肩腱板広範囲断裂の手術療法 : 一次修復の基本手技と Patte 変法を中心に
- 五十肩の保存療法
- 肩甲帯に発生した末梢神経麻痺 : 明らかな誘因のない50例の検討
- 上腕骨後捻 : CTを用いた計測法の比較・検討
- 中高年の反復性肩関節前方脱臼 : 50歳以上で手術を行った症例の検討
- 骨頭に cavitation を生じた上腕骨外科頚骨折偽関節の治療
- 上腕骨外科頸骨折の見方・考え方 (1)
- 著しい関節症を呈した肩関節滑膜性骨軟骨腫症の1例
- 反復性肩関節脱臼における肩甲骨関節窩欠損の評価 : ―CTを用いた方法―
- 鎖骨偽関節の臨床的検討
- 断裂関節包の退縮により一次縫合が不可能であった反復性肩関節脱臼の1例
- 上腕二頭筋長頭腱部分断裂の3例
- 反復性肩関節脱臼にみられる関節症性変化 : 第2報
- 動揺肩に対する拡大 Bankart 変法の長期成績
- 反復性肩関節脱臼にみられる関節症性変化 : 第1報
- 外傷性上腕二頭筋長頭腱脱臼 : 診断上の問題について
- 腱板広範囲水平断裂に対する二層形成法
- 関節包骨頭側断裂と腱板断裂を合併した反復性肩関節前方脱臼の30歳男性例
- 肩関節前方不安定症における臨床的表現型(脱臼様式)と初回脱臼の定性的因子との相関について
- 広範囲関節包断裂による反復性肩関節前方脱臼 : 術前診断と手術所見
- ガングリオンによる肩甲上神経麻痺 : MRI所見, 手術所見について
- 肩関節前方不安定症における脱臼様式(臨床的表現型)と現病歴, 理学および術中所見との相関について
- 棘窩切痕部のガングリオンによる肩甲上神経麻痺
- 鎖骨遠位端骨折の臨床的検討
- 上腕骨外科頚偽関節の観血的治療
- Bennett lesion の臨床的検討
- 肩関節前方不安定症における Hill-Sachs lesion のX線学的検討
- 陳旧性烏口突起骨折に対する治療法の検討
- 鎖骨遠位端切除術の有用性の検討
- 成長期鎖骨骨折と復帰条件
- 肩関節の Bennett 障害
- 外傷性肩関節後方脱臼骨折に対する治療法の検討
- 肩甲上神経麻痺におけるMRI所見の検討
- 前方関節包の大きな断裂を伴った反復性肩関節前方脱臼の3例
- 肩関節前面の破格筋腱の検討
- 外傷性肩関節後方脱臼骨折の検討
- 上腕骨遠位骨端離開
- 牽引型指用創外固定器を用いた肋骨肋軟骨移植術による手指PIP関節再建術
- キーンベック病の手関節鏡分類とその治療
- 距骨骨折の分類 : 頸部骨折と体部骨折の区別
- 小児の距骨骨折
- 距骨骨折の長期成績の検討
- 距骨々折の臨床像
- 吸収性腱板修復用ノットレススーチャーアンカーの力学的特性
- 上腕骨近位端骨折治療用の新しいPlate (Suture & Screw Plate) について
- 距骨外側突起骨折の1例
- 高齢者の腰部脊柱管狭窄症に対する多椎間後方除圧術 : 後方支持機構温存のための工夫
- 膝関節内側側副靭帯浅層直下に発生した血管腫の1例
- 反復性肩関節脱臼における直視下Bankart法が肩甲下筋に及ぼす影響
- 肩こりに関するプロジェクト研究(平成16-18年)
- 麻痺肩に対する筋移行術を用いた機能再建術
- 肩関節内圧 : その関節安定性への関与
- 脱神経筋と再神経支配筋のMRIに関する実験的研究
- Sprengel変形--肩甲骨周囲筋の形成不全と治療成績について (誌上シンポジウム 小児の肩関節疾患)
- 末梢神経損傷が幼若ラットの後根神経節細胞に与える影響について
- ナースのための整形外科手術アトラス(肩関節編 4)反復性肩関節脱臼に対するopen Bankart法
- 高齢者の上腕骨近位端骨折
- 高齢者の上腕骨近位端骨折
- 卒後研修講座 肩関節疾患の基本的診察法の実際--問診と視・触診
- 肩関節外傷性前方不安定症に対する Bankart 法の長期成績
- 肩腱板部分断裂の観血的療法
- スポーツ選手に対する Bankart 法
- ヒト肩腱板の病的石灰化機序に関する実験的研究 : In vivoにおける腱板石灰化の内在性抑制物質
- 肩甲骨関節窩骨欠損を伴う肩関節前方不安定症に対する Bankart-Latarjet 法の治療成績
- Sprengel 変形 : 肩甲骨周囲筋の形成不全と治療成績について
- 投球動作時における上腕骨の応力解析 : 投球骨折のメカニズム解明に向けた3次元FEMによる骨折シミュレーション
- 色素性絨毛結節性滑膜炎組織を伴った膝関節滑膜血管腫の1例
- 肩甲骨三次元運動に対する鎖骨の働き −屍体肩を用いた研究−
- 鎖骨短縮変形が肩甲骨運動に及ぼす影響 : -どの程度の短縮が許容されるのか?- : 屍体肩を用いた研究