トラフグに寄生するエラムシ Heterobothrium okamotoi に対するフェバンテルの駆虫効果
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概要
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養殖トラフグのヘテロボツリウム症対策として, 産業動物の駆虫剤であるフェンベンダゾールのプロドラッグ, フェバンテルの有効性を検討した。フェバンテルはトラフグに経口投与後, 体内で速やかに活性型のフェンベンダゾールへ代謝された。魚体重1kg当たり12.5mgと25mgを5日間, 50mgを3日間連続で投与すると, 成虫の88%以上, 未成熟虫の95%以上が駆虫され, フェバンテルの有効性が明らかとなった。
- 日本魚病学会の論文
- 2006-12-15
著者
-
石原 守
Agri-vet Research Pharmaceutical Research Center Meiji Seika Kaisha Ltd.
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溝口 秀城
Animal Helth Department Research & Development Agriculture & Veternary Division Meiji Seika
-
木村 武志
Kumamoto Prefectural Fisheries Research Center
-
木村 武志
Kumamoto Prefectural Fisheries Development Division
-
野村 昌功
Kumamoto Prefectural Fisheries Research Center
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鮫島 守
Kumamoto Prefectural Fisheries Development Division
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森田 淳
Agri-Vet Research, Pharmaceutical Research Center, Meiji Seika Kaisha, Ltd.
-
森田 淳
Animal Health Dept. Research And Development Agricultural And Veterinary Division Meiji Seika Kaisha
-
鮫島 守
Kumamoto Prefectural Fisheries Research Center
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