孔配置の異なる多孔板を用いた気泡塔(直径0.32m)における平均ガスホールドアップと液混合時間
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概要
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孔配置の異なる多孔板を用いた場合の気泡塔(直径0.32 m)における平均ガスホールドアップと液混合時間について実験的に検討した.孔径は0.5 mm,孔数は88であり,使用した多孔板上の孔配置は次の4種類である.Type A: ピッチ30 mmの正三角形配置Type B: ピッチ7 mmの正三角形配置Type C: 直径0.256と0.288 mの同心円上に等間隔Type D: 塔壁に偏ったピッチ10 mmの正三角形配置すべての実験において,静止液高さは0.64 mとし,この条件下で平均ガスホールドアップと液混合時間を測定した.4種類の多孔板による平均ガスホールドアップはガス空塔速度の増大とともに増加し,多孔板上の孔配置がガスホールドアップに強く影響した.Type Cの多孔板を使用した場合の平均ガスホールドアップは本実験下のガス空塔速度の範囲にわたってもっとも大きかった.もっとも小さかったのはType Dの多孔板を使用した場合であった.しかしながら,本実験条件下での液混合時間にはほとんど影響せず,ほぼ一定の液混合時間を示した.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2006-05-20
著者
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川崎 博幸
富山大学工学部 物質生命システム工学科
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山本 辰美
富山大学工学部
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熊澤 英博
富山大学工学部 物質生命システム工学科
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川崎 博幸
富山大学工学部 化学生物工学科
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シーックアラッチ イスル
富山大学工学部 物質生命システム工学科
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山本 辰美
富山大学工学部 物質生命システム工学科
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山本 辰美
富山大 工
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山本 辰美
富山大学大学院 理工学研究部
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川崎 博幸
富山大学工学部 化学工学科
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