山菜としてのゴウシュウタニワタリの林間栽培について--摘葉方法別の発生状況
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
山菜としてゴウシュウタニワタリを摘葉方法別に新芽区(新葉が20~30cmで、収穫)と展開区(新葉が35cm以上で収穫)に分け、収量及び形状等を調べるとともに、全葉刈取りによる生育状況について調べた結果は次のとおりであった。1)ゴウシュウタニワタリは、収穫する方法を長くしても収穫葉長は長くなるが、収穫葉重は増加せず、収穫された葉形は新芽区の方が展開区より切り口の幅が狭く、中肋も太いゼンマイ状の新芽となり見た目が良いことから、収穫はある一定の成葉を保持しながら新芽区で行った方が良いと考えられた。2 )本県でゴウシュウタニワタリは、周年栽培が可能である。夏場に少なく冬から春先に多く発生する。また、夏場は収穫葉重が軽く収穫葉長も短い。逆に冬から春先は収穫葉重が重く、収穫葉長も長い傾向がある。3 )ゴウシュウタニワタリは全葉刈取りを行うとほぼ枯死し、生存しでも株が元の状態まで回復するのにかなり長い期間を要する。4)増収や良品率の向上は重要な課題であり、灌水,およびマイマイ類等の病害虫防除技術の確立が必要である。
- 沖縄県森林資源研究センターの論文
- 2005-00-00
著者
関連論文
- 沖縄県宮古島のリュウキュウマツ枯死木およびマツノマダラカミキリからの Bursaphelenchus 属線虫検出調査
- 沖縄県の松くい虫防除戦略--防除戦略の策定とGISを活用した戦術(既存防除技術の適用法)の構築
- 豚人工胃液および牛ルーメン液に対するマツノザイセンチュウの動態
- 山菜としてのゴウシュウタニワタリの林間栽培について--摘葉方法別の発生状況
- マツノマダラカミキリの天敵クロサワオオホソカタムシに関する研究
- 沖縄におけるデイゴヒメコバチの発生と防除に関する報告
- 樹幹注入によるキオビエダシャク防除試験
- 樹幹注入によるデイゴヒメコバチの防除効果
- 樹幹注入によるキオビエダシャク防除試験
- 樹幹注入によるデイゴヒメコバチの防除効果
- 山菜としてのゴウシュウタニワタリの林間栽培について--摘葉方法別の発生状況
- マツノマダラカミキリの天敵クロサワオオホソカタムシに関する研究
- 豚人工胃液および牛ルーメン液に対するマツノザイセンチュウの動態