ダッタンソバ品種「北海T8号」の育成とその特性
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概要
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ダッタンソバ品種「北海T8号」は、北海道農業研究センター遺伝資源利用研究室(現寒地地域特産研究チーム)において育成され、2008年3月「だったんそば農林1号」として農林認定された。「北海T8号」は、ダッタンソバ遺伝資源「Rotundatum」集団から純系選抜された。「北海T8号」の主要特性は以下の通りである。1)「北海T8号」は、標準品種「道南産」に比し、草丈が4〜10cm低く、耐倒伏性にやや優る。2)子実重は、育成地(芽室町)において「道南産」より4〜37%多収である。3)実需による品質評価の結果、ソバ麺としては'色'、'味'、'かたさ'に有意差があったが、ソバ茶では有意差が見られなかった。以上の諸特性から、北海道一円を適地として普及対象とする。
- 2010-02-00
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