岡山県沿岸域における2008年級サワラ当歳魚の成長と標識放流魚の混入率
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概要
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瀬戸内海産のサワラの漁獲量は1986年に6,255tと過去最高となったが、'98年にはわずか196tまで減少し、戦後最低となった。これを受け、'02年4月から瀬戸内海のサワラは水産庁の資源回復計画の対象となり、様々な資源管理措置や栽培漁業による資源回復が取り組まれ、さらに、沿海府県により放流効果調査が実施されている。本県では、サワラの種苗放流とその効果を明らかにするため、'04年から水産庁の補助事業である栽培漁業放流技術開発調査を、さらに'06年から県単独事業による種苗放流及び放流効果調査を実施している。'08年は天然発生群と考えられる大量のサワラ幼魚が県下各地の小型定置網等で混獲された。本報告では県下の地域別・時期別採捕尾数、尾叉長組成の推移から'08年級群のふ化状況、成長と標識放流魚の混入率について明らかにした。
- 2009-11-00
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