ジェンダーの視点を法学教育に生かすための諸課題 : 米国フェミニズム法学教育者インタビュー調査から
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概要
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本論文は、ジェンダー法学の現状と課題を、その「アカウンタビリティーを問う」という視点で検討する。この研究は、同じく科学研究費補助金基盤研究(C)( 2 )による先行研究である「ジェンダー理論の法学教育への統合的モデル構築にむけた現状と課題の実践的研究」(研究代表者 : 京都女子大学現代社会学部南野佳代)を深化、展開する目的のもので、『現代社会研究』第7号でも触れたように三つの角度からの共同研究を含んでいる。本共同研究は、そのうちの、ジェンダー理論に教育制度や担い手の側から光をあててその現状と課題を問うものであって、米国のジェンダー法学教育者に対して行ったインタビューを素材に、法学教育におけるジェンダーないしフェミニズムの視点導入の意義と課題を論じている。As one of the results of the research project "The Accountability of Feminist Jurisprudence," this article addresses the significance and theme of introducing gender perspectives into law school education, focusing on the interviews done with the professors teaching gender perspectives in law schools in the United States.
- 京都女子大学現代社会学部の論文
- 2005-12-27
著者
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