平成20、21年産の低アミロース短稈新品種ヒエの水溶性画分の抗酸化性
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概要
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雑穀のヒエは、古来栽培されてきたが、近年、食物繊維やミネラルを多く含む食材として見直されてきており、生産量が僅かながらに増えてきている。岩手県では、低アミロースの短稈ヒエ新品種で早生の「ねばりっこ1号」、中生の「ねばりっこ2号」、晩生の「ねばりっこ3号」を育成し普及させている。また近年、米国農務省(USDA)が食品の抗酸化能評価に使用しているORAC法(Oxygen Radical Absorbance Capacity)が、日本においても食品の抗酸化性の指標の一つとして注目されている。そこで、ヒエ新品種の平成20年産と平成21年産の子実の水溶性画分についてORACを測定し、従来栽培されてきた粳ヒエ「達磨」や低アミロースヒエ「もじゃっぺ」と比較したので、報告する。
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