千葉県太平洋沿岸の水深10-20mにおける水温連続観測結果から見た長期変動について
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概要
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1)本県太平洋沿岸では,2-3月に最低水温,9月に最高水温となり,水温変動は10-12月頃に最大となっていた。2)年変動は北東部で大きく,南東部では小さかった。3)15年間の年平均値の変動は平均を挟んで上下しており,水温上昇は認められなかった。4)1994-1997年は概ね低温傾向で,その要因は黒潮が離岸傾向で,犬吠埼以北からの冷水南下が千倉地先まで達したためと考えられた。5)2002年以降,水温が低下したが,この時も犬吠埼以北からの冷水南下があったが,黒潮が安定して接岸していたため,その影響は勝浦以南では小さかったと考えられた。6)1998-2001年は概ね高温傾向で,この間黒潮は接岸傾向であった。
- 2009-03-00
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