東京湾盤洲沿岸での夏季 1 潮汐間におけるアサリ幼生の鉛直分布の特徴
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概要
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東京湾盤洲の干潟から潮下帯に岸沖ラインを設定し,夏季の大潮時と小潮時の 06:00~18:00 に 90 分間隔でアサリ幼生の鉛直分布を調査した。小型幼生(殻長<143 μm)は大潮時小潮時ともに表・中層に継続して分布したが,中型(144~175 μm)および大型幼生(>176 μm)は大潮時には中・底層に,小潮時には表・中層に分布した。大潮時に干潟前置斜面の中・底層に分布した中・大型幼生は上げ潮時に干潟域に進入し,干満での分布変化を示した。中・大型幼生の分布と水温・塩分の分布には対応が見られなかった。
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