国内人口移動の規定要因の分析
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概要
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昨今の日本の国内人口移動の動向について考えてみると、1980年頃までの地方分散の動きが影をひそめ、首都圏を中心とする大都市圏への再集中傾向が指摘され、過疎・過密の進行が続いている。また一方で、人口高齢化地域の問題が深刻度を深めている。さらに、外国人労働者の流入により国際人口移動にも関心が払われるようになってきている。しかし、外国人の問題も含め人口分布の不均衡に関わる上記やその他の諸問題が存在する限り、それらと密接な関係のある国内人口移動の研究の重要性は失われない。実際、データの整備もあって、特に移動動向の空間的パターンの側面については多くの研究が蓄積されてきたことは、拙稿でも確認した。しかしそれに比して、そうした動向がなぜ起こるのかという人口移動の規定要因を検討した研究はまだ遅れているといえるが、まずこの分野の研究について3つの流れに分けて整理してみたい。
- 奈良大学の論文
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