アトピー性皮膚炎治療におけるステロイド外用薬とタクロリムス外用薬
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
さまざまな皮膚疾患の治療において, ステロイド外用療法は極めて重要な位置を占める. しかしステロイドの副作用に対する恐怖感や忌避感が世間一般に広がっている現状では, その有用性をただただ強調するだけでは, 患者のコンプライアンスはあがらない. その使用法や使用量に対してより具体的な分かりやすい説明を行なうことが肝要となる. たとえば, アトピー性皮膚炎の治療では乳児期から成人期まで幅広い年齢を対象とし患者数も多く, 患者のみならず家族のQOLを含めた十分な説明が必要である. アトピー性皮膚炎の治療に関するEBMはhttp://www.kyudai-derm.org/atopy_ebm/index.htmlに掲載されている.また患者向けのサイトは,「アトピー性皮膚炎について一緒に考えましょう」(http://www.kyudaidermorg/atopy/)を参照されたい. 治療ガイドラインの詳細については, 皮膚科専門医を対象とした日本皮膚科学会治療ガイドライン(http://web.kanazawa-u.ac.jp/_med24/atopy/therapy.html)ならびに一般臨床医を広く対象とした厚労省治療ガイドライン(http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/index.html)を参照していただきたい.ステロイド外用薬の有効性のEBMについては, 上記のホームページに詳述してある. 本稿では「得られたEBMに基づいた患者への具体的な説明」に焦点を当てて論じたい.
- 福岡医学会,Fukuoka Medical Associationの論文
- 2006-10-25
著者
関連論文
- MS11-12 ベンゾピレンB[a]Pによるヒト気道上皮からのムチン産生機構(気道上皮細胞/線維芽細胞/血管内皮細胞とアレルギー病態2,第59回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 臀部に生じた Neurothekeoma : A Hybrid Tumor of Myxoid and Cellular Neurothekeoma
- 臀部に生じた Neurothekeoma
- アトピー性皮膚炎の病勢指標としての血清TARC/CCL17値についての臨床的検討
- しみ,そばかす,しわ (特集 アンチエイジング医学の進歩) -- (各種疾患のアンチエイジング療法)
- 真性皮膚結核を先行臨床症状とした肺結核症の1例
- 尿中ジアセチルスペルミンと油症に関する検討
- 顆粒細胞腫の1例
- 油症認定患者におけるアトピー性皮膚炎有病率と血清IgE値に関する研究
- 4 アトピー性皮膚炎における抗原認識とその特異性(アレルギー疾患における抗原認識の臓器特異性)
- 247 抗酸化剤(CX-659S)の表皮ランゲルハンス細胞への作用について
- 様々なPASIスコアを呈するサンディミュン^【○!R】内服中の乾癬患者のネオーラル^【○!R】切り換え後の臨床効果と安全性の検討
- SLE患者に生じた Reticular Erythematous Mucinosis
- 褥瘡感染MRSAのコアグラーゼ型の経時的変異とピオクタニンおよびユーパスタ^【○!R】に対する感受性の変化
- 0.05%酪酸プロピオン酸ベタメサゾン軟膏(アンテベート^【○!R】軟膏)の小児アトピー性皮膚炎に対する臨床的有用性と副腎皮質機能への影響の検討
- 汎発性環状肉芽腫 : Narrow-band UVB とエトレチナート内服で治療した1例と本邦報告246例の集計
- Agminated Spitz Nevi の1例
- 水痘再罹患の3例
- 感染性心内膜炎の1例
- 疾患別にみる職業性皮膚疾患
- SpongiosisとTh1/Th2バランス (特集 最近のトピックス 2005 Clinical Dermatology 2005) -- (皮膚疾患の病態)
- 原発不明癌-GCDFP-15染色に陽性であった1例
- 臀部滑液包炎の1例
- 環境と皮膚の免疫応答
- ポスターワークショップ 7 : アトピー性皮膚炎治療と効果判定 : 末梢血液からの情報 : 司会の言葉
- 膵癌に伴った皮下結節性脂肪壊死症の1例
- アトピー性皮膚炎患者に対するツバキ油スプレーの安全性及び有用性の検討
- 肛囲溶連菌性皮膚炎の3例
- 妊婦梅毒の1例
- 油症患者の既往歴頻度と血中脂質2,3,4,7,8-PeCDF レベルとの関連
- 統計学的アプローチによる新油症診断基準の概念 (油症とPCB及びダイオキシン関連化合物に関する研究報告集(第20集))
- P1-1 油症患者における血清ケモカイン濃度の検討(P1 サイトカイン・ケモカイン,ポスター,第60回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- アトピー性皮膚炎治療におけるステロイド外用薬とタクロリムス外用薬
- 油症患者血中ダイオキシン類レベルの追跡調査(2001年)
- 2001, 2002年度の福岡県年次検診による皮膚症状
- P4-7-4 油症患者における血中ダイオキシン類濃度と血清IgE値の相関およびアトピー性皮膚炎有病率について(P4-7アトピー性皮膚炎3,一般演題,第22回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- 油症・ダイオキシンと皮膚障害
- ダイオキシン類と皮膚疾患--油症を通して (第106回 日本皮膚科学会総会・学術大会号) -- (教育講演 環境と皮膚疾患)
- 爪真菌症の海外ガイドライン (特集 最近のトピックス 2005 Clinical Dermatology 2005) -- (皮膚疾患治療のポイント)
- MW6-4 核内受容体PPARαagonistはNC/Ngaマウスの皮膚炎と炎症細胞浸潤を抑制する(MW6 アトピー性皮膚炎up date,ミニワークショップ,第60回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 精製ツバキ油配合クリームの安全性および有用性の検討
- 統計学的アプローチによる新油症診断基準の概念
- 2003,2004年度の福岡県年次検診による皮膚症状
- 油症診断基準(2004年9月29日補遺)の策定の経緯
- 家電イオン導入器(CM-N800形)の使用経験
- ダイオキシン類と皮膚疾患 : 油症を通して
- 本邦における皮膚科受診患者の多施設横断四季別全国調査
- EVS2-5 石垣島乳幼児コホート調査(Kyushu Ishigaki Dermatitis Study;KIDS)における3gAllergyの応用(イブニングシンポジウム2 アレルギー疾患の診断・治療における特異的IgE抗体の微量および高値測定の意義,第62回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- O64-3 BLT2 agonistはヒトケラチノサイトにおけるバリア機能を増強する(気道上皮細胞・ケラチノサイト3,口演,第62回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 乳児疥癬の2例
- 角質増殖傾向の強い足白癬に対するルリコナゾール製剤の効果 : 単独療法と尿素製剤併用療法の無作為化比較試験
- O6-5 尿中バイオピリンを用いたアトピー性皮膚炎の病勢評価(O6 アトピー・蕁麻疹,口演,第63回日本アレルギー学会秋季学術大会)