幼児期におけるふりの心的表象と行為との関連の理解について
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概要
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本研究は,現在注目されている,幼児が心的表象と行為との関係を真に理解した上でふりをはじめるのはいつかという議論に,日本ではまだ数の非常に少ないふりの実験課題を用いることで,ふりの心的表象について新たな見解を加えることを目的とした。課題にはバブル課題(Lillard, 1998)を用い,一般に誤信念課題を通過するようになる4歳児と5歳児の,ふりの心的表象と行為との理解を獲得する時期について検討を行った。結果,4歳児では80.56%,5歳児では81.08%が課題を通過し,4歳児でさえも80%が課題に通過することができたことから,4歳の時点で,幼児は心的表象と行為との関連を理解していることが示唆された。
- 2010-10-20
著者
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