幼児期の遊びと学習に関する一考察
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概要
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本論では,幼児期の学習(早期教育即ち知的に偏った早期学習の隆盛,早期教育的雰囲気の蔓延)という問題を介在させながら,幼児の遊び(遊びの機会の減少,屋内での孤立型の遊びの隆盛,遊びの情報化(疑似体験化,虚構化)と親の在り方(遊べない親・遊ばせない親)との関連を問題にし,幼児教育の置かれている現状をとらえようとした。そのために弘前市内の2幼稚園に通う園児たちの養育者に対して質問紙調査を行った。結果として,遊ばない父親が多いこと,習い事は首都圏ほど盛んとは言えないこと,親の「高度学習」と「要学習塾」という考え方(本文参照)が子の習い事と関連すること,親の「自由遊び」という考え方が子の屋外遊び,自然にふれる遊びと関連することなどが見出された。
- 弘前大学の論文
著者
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