レファレンス・サービスの評価の枠組みとレファレンス・サービスの質の評価法
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概要
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原著論文【目的】 本研究の目的は、公共図書館におけるレファレンス・サービスの評価のための枠組みを構築し、その枠組みに基づいてレファレンス・サービスの質評価のための方法を提案することである。 【方法】 レファレンス・サービスの評価の枠組みを構築するために、レファレンス・サービスの評価に関する先行文献を調査した。 調査の結果構築した枠組みは 「評価の構成」「評価の文脈」「評価の規準」「評価の方法・尺度」の4つの次元から構成されている。 本研究では、レファレンス・サービスの質を評価するために、 質問紙調査形式の利用者調査を行うことを提案している。 この方法は、 レファレンス・サー ビス評価の効果的な方法だと考えられるからである。 評価の方法を開発するために、公共図書館の利用者に対してフォーカス・グループ・インタビューを行った。フォーカス・グループ・インタビューの結果を検証し、図書館利用者の視点からレファレンス・サー ビスの質を評価することができるような質問紙調査を開発した。 【結果】 文献調査を行い、熟考することにより、これまで示されていなかったレファレンス・サービスの評価の枠組みを構築した。 また、レファレンス・サービスの質を評価するための方法として、効果的なツールを開発した。
- 三田図書館・情報学会の論文
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