小児看護学における学生の興味・関心度を高める授業の工夫 栄養専攻教員との共同による調理実習室使用での調乳・離乳食の演習の効果
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概要
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雑誌掲載版小児看護学の授業において,子どもの食に興味,関心を持てる試みとして,栄養専攻教員との共同で調乳,離乳食についての演習を行い,演習後に質問紙調査を行い3段階集計し分析した.看護短大生2年前期の演習受講者48名中45名を対象とした,その結果,全員100%が興味,関心を持って演習に参加しており,理由としては「どんな物を食べていたか」「子どもを生んだら必要となる,将来に役立ちそう」「離乳食を食べてみたかった」などを揚げていた.演習には44名が満足しており「いろいろな味,形を楽しめた」「ミルクの作り方ができた」「成長の過程と食事の課程が分かった」などを揚げた.調理実習室使用について40名が良かったと言い,43名が今後役に立つと答えていた.「哺乳瓶の消毒,扱いができるようになった」37名,「ミルクの計り方ができるようになった」44名,「ミルクの溶かし方ができる」40名(,「ミルクを適温に作れる」31名などであった.以上のことから,調乳,離乳食の演習は興味,関心が高く,自分自身におきかえて学び,自分の将来をイメージして学べていたことが学習意欲へつながったものと考えられた
- 日本看護協会出版会の論文
著者
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