進行前立腺癌の治療
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概要
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1)再燃前立腺癌に対する従来の全身化学療法は対症療法の一つとして捉え,他の治療法で改善が期待されない選択された症例にかぎるべきである。2) Suraminは副作用が強いが,投与法の改善により効果が期待できる。3)広範な骨転移による症状を有する患者では,疼痛の発現予防に,また鎮痛の目的で,半身あるいは全身の小線量,分割照射が有効なことがある。4) bisphosphonateは溶骨を抑制し,骨新生を促進する。前立腺癌にも有効性が期待され,とくに放射線との併用は有効であろうThe treatment against hormone relapsing prostate cancer was examined clinically, experimentally and by a review of the literature. Conventional systemic chemotherapy should be appreciated as one of the symptomatic treatment options; and suramin might be an effective chemotherapeutic agent, if severe and the wide spectrum of side effects were concurred. Intermittent administration of suramin is beneficial at present, with monitoring of its concentration in the blood. Some patients with wide spread bone metastases, especially if they are symptomatic, would be the candidates for hemiskeletal irradiation. Low dose of fractionated radiation was found to be more effective than high dose of single radiation. Bisphosphonate was found to protect bone resorption and destruction from the inoculated prostatic cancer cells in nude mice. In the clinic, the compound would be effective to the aggravation of bone metastasis, especially in combined use with irradiation.
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