集団プレイ・コミュニケーション療法について : スーパーバイザーの覚え書き
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概要
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ここ10年余、本学教育学部附属養護学校にて施行中の集団プレイ・コミュニケーション療法について、スーパーバイザーの立場から以下の三つの問いを立て、それに答える形で従来の取り組みを理論的・実践的に省察・検討した。三つの問いとは、次のとおりである。すなわち、集団プレイ・コミュニケーション療法は、1.「ひねくれ牛」の調教が目的か?2.どのくらいの頻度で行うべきか?3.はたしてほんとうに有効なのか?検討の結果、集団プレイ・コミュニケーション療法の臨床的有効性が改めて確認され、併せて今後の展開の方向性が示唆された。For theoretical and practical considerations of the Group Play Communication Therapy developed at the Yogo School attached to Osaka Kyoiku University for the past ten years, three questions were discussed from the supervisor's viewpoint. Three questions were as follows: 1. Does the Group Play Communication Therapy aim at tamimg "perverse calves"? 2. How often should the Group Play Communication Therapy be practiced as part of the weekly schedule? 3. Does the Group Play Communication Therapy really work upon the handicapped? As a result of the discussion, the clinical effectiveness of the Group Play Communication Therapy was ascertained and the direction of its further development was suggested.
- 大阪教育大学養護教育教室,大阪教育大学聴覚言語障害児教育教室の論文
- 2000-12-25
大阪教育大学養護教育教室,大阪教育大学聴覚言語障害児教育教室 | 論文
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