夢分析における解釈についての一考察
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概要
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本論文では夢分析における解釈がどうあったらよいのか、夢分析という現象を現象学的な観点から考察したものである。その結果、夢分析は夢見者とセラピストの相互コミュニケーションであり、弁証法的過程にのって夢分析をすすめなくてはならないということが確認された。それゆえに夢分析における解釈がいかに適切であろうと、夢見者が受け入れれなければ、それ以上の解釈は控えるべきであり、常にクライエント・センタードで行わなければならない。つまり、夢分析も通常の心理療法とアプローチ方法はなんら変わらないことが示唆された。The purpose of this paper is reconsider about the way of interpretation in dream analysis. It is concluded that dream analysis is interactive communication work between dreamer and therapist. Therefore, the interpretation must be shared with dreamer. Whether interpretation is righ or not, if dreamer refused to accept it, therapist must stop to inform his dream interpretation furthermore. Because it is useless for dreamer. Most signifficant point is therapist must be client-centered. Eventually, it is found that the way to interprete dream is simmilar to the way of common psychotherapy.
- 大阪教育大学養護教育教室,大阪教育大学聴覚言語障害児教育教室の論文
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