波動伝播と土粒子軌跡のモデル化による地表および地中の常時微動記録の解析
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概要
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常時微動は測定が容易であるために広く用いられているが,波動の種類や伝播状況などの基本的なことに関しても明らかではない.本研究では,著者らが近年提案してきた基準入カー出力最小化(MOM)法を改良し,これを常時微動の地表と地中の同時波形記録に適用した,そして,常時微動の実測波形をモデル化し,波動の伝播方向,土粒子の軌跡の平均像,波動の種類を検討した.本研究で解析した常時微動では,地表層の固有振動数よりも小さな(2Hz以下)振動数領域が主に卓越していたが,本振動数成分では,地表と地中の波形には高い相関が有り,上下方向ではなく水平方向に伝播していること,また,土粒子の軌跡の平均像からレイリー波が卓越していることを明らかにした.The modeling of waves is often used to investigate ground wave propagation properties because of the complexity of actual ground motious. In this paper, the method of normalized input-output minimization (NIOM) is modified, and this modified NIOM method is used to analyze microtremors recorded at three different vertical-array sites in Japan. The main features of this study include using simultaneously recorded vertical-array microtremors, finding the direction of wave propagation by modeling the observed correlated waves, and obtaining the average particle motion to determine the type of wave present.
- 社団法人土木学会の論文
- 2003-07-21
著者
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川上 英二
埼玉大学地圏科学研究センター
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川上 英二
埼玉大学 工学部建設工学科
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楊 仲元
埼玉大学
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楊 仲元
埼玉大学地圏科学研究センター
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孫 耀南
埼玉大学理工学研究科
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楊 仲元
埼玉大学理工学研究科
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川上 英二
埼玉大 地圏科学研究セ
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