男性更年期障害の重症度分類による男性ホルモン軟膏の治療効果の検討

元データ 泌尿器科紀要刊行会

概要

男性更年期障害(LOH)で暫定的指標として定めた値である血中総テストステロン(TT)3.18ng/ml, 遊離型テストステロン(FT)10.0pg/ml未満を示した50名(年齢34~81歳)を対象としたが解析可能は36名であった。調査項目のCut off値を定め, 男性更年期障害の症状スコア(AMS)総得点50点未満の軽/中等症25名と50点以上の重症11名, TT3.18ng/ml以上の高値12名と未満の低値24名, FT7.3pg/ml(YAM値の50%)以上の高値20名と未満の低値16名, FT9.1pg/ml(YAM値の60%)以上の高値7名と低値20名を重症度分類で2分割し比較した。男性ホルモン軟膏使用前後におけるAMS, 国際勃起機能スコア(IIEF5), 健康調査票(SF-36)変化ではAMSの心理ドメイン, SF-36の体の痛み(BP), 社会生活(SF), RE日常的役割においてAMSスコアが高い重症群に, より改善が見られ有意差を認めた。また, TT値の高値群においてSF-36のBPに, より改善が見られたがその他に有意差は認められなかった。

著者

天野 俊康 金沢大
天野 俊康 長野赤十字病院泌尿器科
竹前 克朗 長野赤十字病院
杉森 裕樹 大東文化大学大学院 スポーツ・健康科学研究科健康情報科学領域(予防医学)
今尾 哲也 長野赤十字病院
天野 俊康 長野赤十字病院

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