一貫指導プログラム作成に向けたハンドボール戦術の分析に資する客観的評価指標の構築—年代別の移動特性から表れるゲーム像—
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概要
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ハンドボールゲームの分析は様々な角度から研究されているが,若年層の研究報告は数少ない。近年,一貫指導が叫ばれる中,若年層の実態を把握することは年代別トレーニング法の知見を得るためにも必要であると考えられる。そこで今回,DLT法を用いて小学生・中学生・高校生の移動特性を明らかにした。その結果,移動特性はゲーム様相に大きく影響を受けており,小学生では速攻数の少なさ,中学生ではミスの多さが影響し移動距離が増減していた。移動速度も攻防の切り替えの激しい中学生では平均移動速度が高校生を上回っていた。これらの結果から今後,小学生では個人の能力を,中学生では判断力を,高校生では精度の高い攻撃の継続が求められることが推察された。The game analysis of the handball has been studied from various angles. But we see few memoirs about younger generations. Since the continuous coaching through generations has been required at this time, it is necessary to understand the actual situation of young people in this regard to establish an effective training method depending on younger generation groups. This study has been focused on the characteristics of the movement in school age categories such as elementary, junior high and high school by utilizing the DLT method. We have found, as a result, that the characteristics of the movement have been greatly affected by the game processing. In other words, the moving distance has varied depending on passive quick attacks among elementary school students and the higher failure rates among junior high school students. With regard to the average moving speed, junior high school students moved faster than high school students, because more frequent switching actions were used between defense and offense among junior high school students. In conclusion, it is surmised that the improvement of the personal skill for elementary school students, the improvement of the judgment for junior high school students and the continuation of precise attacking for high school students are required.
- 2008-09-30
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