ハンドボールにおけるゲーム観察: -ゲーム構造の構築に向けて-

概要

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近代ハンドボールがますますスピーディーで複雑なゲーム展開を追求する中で，それに伴うゲームの戦術分析を効果的に行うためには，ゲーム構造を客観的に把握することが，重要な課題である。この研究は，ゲームの全体像を把握するため，ゲーム構造のモデル化を試み，その検証を行ったものである。その結果確かめられたことは，次の通りである。1）攻撃と防御の切り替えを，経過として捉えたことで，ゲーム全体の把握が可能となった。2）実際のデータをモデルにあてはめた場合，ある局面の結果が，相手との関係や前後の局面との関係で説明することができる。3）ゲーム成果をモデル化することによって視覚的に捉えることができ，数値のみの提示よりも，全体像の把握には有効である。この研究は，戦術分析の方法論を確立するための基礎的研究であり，モデルを構築することによって，体系化への1つの方向性を見いだすことができた。This study tryes to systematize and verifies for comprehending all over the game.The results confirmed as follows:1)It maked possible to comprehend all over the game from grasping a change of offense and defense as progress.2)From the model in which real data applyed,the results of phase can explain for relation with oppnent and phase of befor and behind.3)To make a model of game results can grasp a game visualy,and it is effective than state in figures for comprehending all over the game.This is a fundamental study for establishing method of tactics analysis and could find direction of organization for systematization.
大阪教育大学の論文

ハンドボールにおけるゲーム観察: -ゲーム構造の構築に向けて-

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