家事動作の作業強度一ADL指導の指標一
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概要
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本研究の目的は,家事動作の作業強度を定量的に把握し,退院指導に役立てることである.対象は健常主婦9名で,方法は心拍数を連続測定し,家事動作の方法と開始・終了時間を記録させた.作業強度は,安静座位時心拍数を100とし,その増加で示した.その結果,心拍数増加が被験者間で相違の大きい作業(掃除・洗濯等)と小さい作業(食事後片づけ・買物・食事準備等)に分けられた.心拍数が高い時間帯は,掃除や洗濯を含む複数の作業の同時進行が多かった.以上より家事動作の運動量を軽減する為に,掃除・洗濯を他作業から分離することや,心拍数増加が被験者間で相違のある作業は,増加の低い作業方法を選択する等の指導の必要性が示唆された.
- 1991-03-30
著者
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