地震データベース利用システムの開発
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概要
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第4次地震予知計画の一環として地震予知観測情報ネットワークシステムが作成されつつある.これにより全国の7地域の大学の地震予知観測地域センターなどから地震の読み取り値と震源データがオンラインで地震研究所の地震予知観測情報センターに集められ,データベース化されて蓄積される.またJMA,NOAA,古地震などのデータもデータベース化されている.これらのデータベースを対話的にグラフィックディスプレイを使って検索するためのシステムが作成された.本システムはコマンドにより対話的に検索・処理ができ,結果はグラフィックディスプレイに分布図,時系列図などの形でモニターできる.これにより地震学,特に地震活動の研究が効率よく行なえる.本システムを使って地震学,および地震予知の研究が進展するものと期待される.The University Information System for Earthquake Prediction has been developed as a part of the fourth earthquake prediction program. In this system, data of arrival time and hypocenter are corrected at the Earthquake Prediction Data Center in the Earthquake Research Institute, University of Tokyo from regional centers for earthquake prediction of universities, and these data are stored in the database system. The JMA earthquake data of hypocenters and arrival times, Usami historical earthqake data and NOAA earthquake data are also compiled. An interactive system of graphics displaying these databases called the SEIS system is developed. The SEIS system has the following features, 1) interactive system in TSS, 2) command driven system, and 3) graphic monitor. This system is of much use in seismology, especially in the study of seismicity. It is expected that seismology and earthquake prediction study will developed by this system.
- 東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,東京大学地震研究所,日本IBM,東京大学地震研究所,気象庁,東京大学地震研究所の論文
- 1984-12-25
著者
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