＜原著＞障害児・者の視線分析　：　非接触眼球運動測定装置を用いた場合の検討

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概要

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障害児研究における視線の分析に､非接触眼球運動測定装置が利用可能であるか､検討を行った｡4歳の男児1名､6歳の女児1名､22歳の男性1名の眼球運動の測定を通して､装置の長所短所を検討した｡その結果､年齢が低く､動作の制限を加えにくい被験者でも眼球運動の測定は可能であった｡主な短所として､ディスプレイ上に刺激を呈示しなければならないという制限があること､時間分解能が低いことなどが挙げられた｡しかし､測定時の拘束感の軽減､準備時間の短縮などによって､従来の方法では測定が困難であった対象者を被験者とすることができると考えられた。
筑波大学心身障害学系の論文

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