タイ北部山岳農民の社会経済生活に対するケシ置換作物導入における問題点
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概要
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記事区分:調査チェンマイ北部の山岳地帯のパロウ村およびバンサンパキア村には約400人の山岳民族が居住し、陸稲栽培を中心とする零細自作自給農業を営んでいるが、現金収入の主要源としてのケシ栽培は政府の取締り強化に伴い減少し、1980年には栽培面積は40%となった。しかし、ケシ栽培の根絶は困難と思われる。その最大の理由は、阿片が薬用として、また賃金支払いのための現金に代わって利用されていること、また、宗教儀式に多用されていることなどがある。ケシの代替作物として、薬用を含めて換金作物(果物、野菜など)が導入されつつあるが、市場性の低さ、貯蔵施設の不足、道路の不備などの理由のため、いまだ山岳民族の間に普及していない。
- 近畿大学農学部,キンキ ダイガク ノウガクブ,Kinki daigaku nogakubuの論文
著者
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Suruamsiri P
Chiang Mai Univ. Chiang Mai Tha
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スラムシリ ピタヤ
Faculty Of Agriculture Chiang Mai University
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筒井 暉
日本農業土木総合研究所
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