ナトリウムイオン電池用Cu系正極・負極材料の電気化学特性(電池技術関連,一般)

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概要

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ナトリウムイオン電池は,リチウムイオン電池に匹敵する電池性能や資源リスクの回避ができる可能性のある二次電池として注目されている.本研究では,ナトリウムイオン電池の電極材料として,Cu系酸化物(NaCuO_2, CuFeO_2)に着目し,材料合成を行い,ナトリウムイオン電池としての電極特性を評価した.NaCuO_2について,コイン型セルを作製し,ナトリウム電位に対して1.7Vから4.2Vの範囲で充放電試験を行った結果,約55mAh/gの容量で可逆的な充放電が可能であり,正極として使用可能であることがわかった.CuFeO_2についても,ナトリウム電位に対して0.01Vから3.0Vの範囲で同様の試験を行い,300mAh/g前後で可逆的に充放電することが明らかとなり,負極として使用可能であることがわかった.また,両者をそれぞれ正・負極に用いて,ナトリウムイオン電池として基本動作を確認した.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2014-02-20

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