盲点における運動線分のフィリングインの際の事象関連電位の測定(「眼球運動と知覚」,「眼球運動の制御・計測」,「調節・瞳孔の機能」,及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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盲点における運動線分のフィリングインの際の事象関連電位を測定することを目的とした。盲点の下側を水平方向に運動する線分と盲点の垂直軸上の下側にプローブ線分を提示した。運動線分が盲点領域の一部をとおるフィリングイン条件と盲点領域と接しない統制条件があった。運動線分がプローブ線分の真上にきた時から500ミリ秒間の事象関連電位を分析した結果は、フィリングインが生じる条件のガンマ波およびアルファ波は統制条件に比べて有意に後頭葉で増加したことを示した。本研究結果は盲点における運動線分のフィリングインが生じる際に後頭葉のV1とは異なる部位で活性化しているスペクトルを示した。一方で、ガンマ波とアルファ波が異なる部位を示したために更なる検討が必要である。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-09-05
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