シイタケ菌床栽培におけるミズナラ材の適性
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概要
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ミズナラはシイタケの菌床栽培において一般的には使用されてこなかった.そこで,特性の異なるシイタケ3品種を用いて,ミズナラの菌床栽培適性を検討した.その結果,ミズナラ培地における子実体収量は一般的に使用されるスダジイおよびコナラの混合培地と比較し高くなった.さらに,菌床残存率においても対照区の培地と比較し高くなり,子実体発生から150日経過した後も,70%以上の残存率を示した.これらのことからミズナラはシイタケの菌床栽培に適し,発生期間が5か月を超える栽培にも適合していると考えられた.
- 日本きのこ学会の論文
- 2014-01-31
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