日本語受動文の産出における構造的プライミング効果 : 動詞の反復効果の観点からの検討(人間の言語処理と学習)
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概要
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主要部前置言語を主な検討対象とする先行研究において,主要部である動詞がプライムとターゲット間で反復される場合,構造的プライミング効果を促進することが確認されている (e.g., Pickering & Branigan, 1998).本研究では,絵描写課題を用いた2つの実験(実験1:動詞の反復なし;実験2:動詞の反復あり)を行った結果,主要部後置言語である日本語においても動詞が反復される場合,同様な促進効果が観察されることを確認した.さらに,実験間の比較によって,動詞の反復がプライミング効果を増大させることが実証された.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-27
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