日本人英語学習者の英語における主語動詞の数(不)一致に対するオンライン処理時の敏感度(学習,人間の言語処理と学習)
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概要
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本研究は、日本人英語学習者のオンライン処理時における、日本語(第一言語)では観察されない主語動詞の数一致という英語(第二言語)の特性に対する敏感度を調査した。自己ペース読み実験において、学習者は数(不)一致に対し、複数形の主語が単数形の動詞に後続される時よりも、単数形の主語が複数形の動詞に後続される時の方が敏感であることが示された。また追実験では、第二言語特性への敏感度における学習者の習熟度による影響の可能性が示唆された。なぜ第二言語特性への非対称的な敏感度が観察されたのかについて、主語の観点と後続する動詞の観点という、二つの観点から議論する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-07-14
著者
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