成人看護学実習における学生の看護実践能力への自信度と関連要因の分析 : 学年, 実習過程評価, 実習環境の検討
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概要
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成人看護学実習における看護実践能力への自信度の特徴と、学年、実習過程の評価、実習環境との関連を明らかにすることを目的として、3年生延べ67名と4年生延べ120名を対象に、自記式質問紙調査を実施した。調査内容は、看護実践能力への自信度、授業過程評価スケール、Clinical learning environment scaleによる実習環境評価である。分析は看護実践能力への自信度の学年別比較はt検定を実施し、関連要因については一元配置分散分析、相関係数確認後、重回帰分析を行った。学生の実践能力への自信度は【ヒューマンケアの基本に関する実践能力】が最も高く、【実践の中で研鑽する基本能力】が最も低かった。【ケア環境とチーム体制整備能力】は3年生に比べ4年生が有意に高かった。看護実践能力の自信度を従属変数とした重回帰分析では、「学習内容・方法」、「カンファレンスと時間調整」、「学生-患者関係」が関連していた。看護実践能力への自信度を高めるために、実習が受け持ち患者を中心に一連の流れに沿って展開できるような調整とカンファレンスによる実践内容の意味づけ、患者との関係性を考慮する必要性が示唆された。
- 2013-12-26
著者
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伊藤 朗子
千里金蘭大学看護学部
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門 千歳
一般財団法人住友病院看護部
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新井 祐恵
千里金蘭大学看護学部
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山本 純子
千里金蘭大学看護学部
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松田 藤子
一般財団法人住友病院
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池水 みゆき
一般財団法人住友病院
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