プライバシーの情報コントロール理論再考(個人情報とプライバシー,一般)
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概要
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本稿においては、自己情報コントロールとしてのプライバシー概念について、その問題点と意義について検討する。理論的問題点として、個人がコントロールすべき情報の範囲、自己情報コントロール権と財産権の誤った類比、プライバシー概念の広さ、社会的規制の必要性の4点がある。実務的問題点としては、自己情報コントロールの実質性、ビッグデータにおける自己情報コントロールの限界、インターネット上の個人情報の制御困難性の3点がある。自己情報コントロールとしてのプライバシー概念の意義は、多様な人間関係の構築・維持である。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-10-22
著者
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