「少年職業紹介ニ関スル件」依命通牒の学校生活から職業生活への移行支援における意義 : 大阪市少年職業指導協議会後の大阪市における少年職業紹介を辿りつつ
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概要
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本研究は、1925年7月の内務省・文部省連名「少年職業紹介ニ関スル件」依命通牒がわが国の少年職業指導に与えた影響を、その後の国家施策と大阪市を中心とした施策との関連を中心に検討した。大阪市は児童相談所の設置でわが国少年職業指導に最も早く取り組み、学校生活から職業生活への移行支援の先達だからである。検討の結果、両施策は効果的に影響し合い、少年職業紹介委員、連絡小学校、就職後の指導保護と移行支援上有益な施策が、職業的な発達への認識の深まりの中で充実していく過程が明らかになり、依命通牒の再評価に繋がった。
- 日本産業教育学会の論文
- 2003-07-31
著者
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