視覚刺激における動き情報は輝度変化よりも高速な回避行動に寄与する(コミュニケーション支援及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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本研究では,人の視覚に対して輝度変化と動き情報によって危険を通知した際に,どちらが高速な手の回避動作に寄与するかを調べた.実験参加者は危険通知の300ms後に手に向かって振り下ろされる棒から台座に乗せた手を回避させることを求められた.輝度変化条件では棒の先端に取り付けた五EDを点灯させることで危険通知を行った.動き条件では棒の先端を実験参加者の手に向かってわずかに動かすことで危険通知を行った.実験によって,輝度変化による危険通知に対する平均回避時間は306ms,動き情報による危険通知に対する平均回避時間は230msであり,差が76msであることが分かった.すなわち,視覚刺激における動き情報は輝度変化よりも人の高速な回避行動に寄与することが分かった.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-23
著者
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