膝関節における成長軟骨の位置・姿勢および形状の分析
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概要
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成長軟骨は骨が成長する部分であり,それが何らかの損傷を受けると骨の成長が阻害されることになる.しかし,そのような重要な組織にもかかわらず,その詳しい形状や骨における位置・姿勢に関してはほとんど研究されていない.そこで本研究では,第一段階として,大腿骨における成長軟骨の位置・姿勢および形状の定量的に分析した.まずMR画像から成長軟骨遠位端のサーフェスモデルを作成し,モデルの形状だけで決まる3次元成長軟骨標系を設定した.この座標系と大腿骨座標系の位置関係から,成長軟骨の大腿骨における位置・姿勢を分析した.形状の特徴は,骨軸方向の座標値の高次モーメントを用いて分析した.その結果,成長軟骨は大腿骨内において前傾・外傾し,近遠位的に湾曲していることが明らかとなった.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-17
著者
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