フェージング環境におけるFrame Slotted ALOHA型ネットワーク符号化システムのパケット獲得時間解析(符号化,変復調,信号処理技術及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本稿では、アクセス制御法としてFrame Slotted ALOHAを用いる無線ネットワーク符号化法において、無線通信路環境を考慮したパケット獲得時間を導出し、評価している。特に、ソースノードからシンクノードへの直接通信路が存在するバタフライ型ネットワークモデルと直接通信路が存在しないライン型ネットワークモデルに着目し、信号電力減衰、パケット衝突、通信路雑音、ライスフェージングを考慮した通信路環境において評価している。その結果、バタフライ型ネットワークモデルはネットワーク符号化法の適用時と非適用時の性能に交点をもち、白色ガウス通信路では受信SN比が4.5[dB]以上、ライスフェージング通信路では5.3[dB]以上を確保した場合にネットワーク符号化法が有効であることが示されている。ライン型ネットワークモデルでは、ネットワーク符号化法が受信SN比にかかわらず有効であることが示されている。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-05-09

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク