判定帰還型遅延ロックループを用いたCSK方式の多元接続性能に関する一検討(モバイル環境におけるPerson to person高信頼性情報流通技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)

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概要

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本稿では、判定帰還型遅延ロックループ(Delay Lock Loop,DLL)を用いたコードシフトキーイング(Code Shift Keying, CSK)方式に着目している。特に,マルチユーザ環境における判定帰還型遅延ロックループを用いたCSK方式の同期追跡性能及びその同期追跡性能を考慮したビット誤り率性能を検討している。更に,性能改善のために従来のDSSS方式でも利用されていた多段信号再構成型干渉キャンセラを適用し,その効果を理論解析により明かにしている。その結果,マルチユーザ環境における性能は干渉ユーザ数増加に伴いシングルユーザ環境の性能から大幅に劣化することが明かにされている。多段信号再構成型干渉キャンセラの利用は性能向上に効果的であることが明かにされている。その段数は性能改善度から3で十分であることが示されている。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-03-20

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