オプティカルフローを用いた咀嚼回数のリアルタイム計測(テーマセッション,医用画像の計測・認識・理解,少子高齢化社会の課題)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
虫歯や歯周病,顎関節症などを引き起こす原因として,摂食時における咀嚼の回数の減少が指摘されている.問題なのが,人々がよく噛んで食べていないことを自覚していないということだ.そこで我々は,webカメラで撮影した画像に処理を施し,顔検出・顔の各器官の領域抽出・咀嚼の検出・咀嚼波形の描画を行うシステムの開発を目指した.OpenCVライブラリの顔検出を利用し,検出された顔領域の座標を用いて鼻や口の各顔器官周辺の領域を指定した.咀嚼の検出については,顔の各器官の中で局所的な動きがほぼない鼻領域と,口・顎周辺の領域の2つの画像を作成し,エッジ抽出などの画像処理を施した.さらにオプティカルフローを利用しそれぞれの画像中における特徴点の移動量の差異を用いることで実現した.これらの方法を用いて,リアルタイムかつ非接触で咀嚼の回数を計測するシステムの実現を目指した.
- 2013-05-17
著者
-
早川 吉彦
北見工業大学 情報システム工学専攻
-
早川 吉彦
北見工業大学大学院情報システム工学専攻
-
宮中 大
北見工業大学大学院情報システム工学専攻
-
千葉 優輝
北見工業大学大学院情報システム工学専攻
関連論文
- 顔認識のための特徴点自動抽出 : エッジ検出を用いた顔器官領域抽出(一般発表,顔・人物・ジェスチャの認識・理解)
- 顔認識のための特徴点自動抽出 : エッジ検出を用いた顔器官領域抽出(一般発表,顔・人物・ジェスチャの認識・理解)
- 頭頸部コーンビームCTによる再構成像に対する3次元フィルタリングの効果と領域拡張法による骨領域の抽出
- 近赤外線と断面再構成法を利用した表在性血管イメージング及び皮下異物検出
- コーンビームCT画像による3次元再構成像の評価
- 近赤外線と断面再構成法を利用した画像処理法の開発
- ゲーム用入力デバイスを用いた3次元グラフィクスビューワソフトウェアの開発と医用画像表示
- 近赤外線イメージングによる皮下異物の検出実験
- RG-001 OS-EM 画像再構成法を用いてX線CT画像における金属アーチファクトの軽減(医用画像,G分野:生体情報科学)
- オプティカルフローを用いた咀嚼回数のリアルタイム計測(テーマセッション,医用画像の計測・認識・理解,少子高齢化社会の課題)
- オプティカルフローを用いた咀嚼回数のリアルタイム計測(テーマセッション,医用画像の計測・認識・理解,少子高齢化社会の課題)