図形領域の教材についての理解を深める算数的活動 : 「対称な図形」 を題材にした学生に対する実践授業を通して
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概要
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本研究は、 大学生に算数的活動を通して 「対称な図形」 の実践授業をしたとき、 紋切り型の作品の制作の前後における、 対称な図形に対する学生の認識の変容を考察したものである。調査結果から、 学生は線対称な図形と点対称な図形の理解が深まるとともに、 興味を持って算数的活動に取り組むことができたことが明らかになった。学生自身が算数的活動を体験し楽しむことが将来教員になったときに、 その楽しさを子どもに伝えていくことになるものと考える。 算数的活動は、 学習指導要領の中でも強調されている大切な活動である。 紋切り型の作品制作は、 算数的活動の一例として、 学生が図形教材の理解を深める手段として有効であることを示唆している。(2013年10月 1日受稿)
- 2014-03-31
著者
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