I-1 夏期と冬期における気温変化が生理心理反応に及ぼす影響(セッションI 環境評価2)
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概要
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体温調節反応と温熱環境評価の関連を検討ずるため、好みの気温を選ぶ選択気温実験で分類された中温選択群と高温選択群の被験者を夏期と冬期に気温変化のある環境に曝露し、生理心理反応を比較した。その結果、夏期は皮膚温に有意な差はなかったが、温冷感、快適感には有意差が認められ、高温選択群は気温下降時と25℃一定時において、より寒く不快に感じていた。冬期は気温下降時や25℃一定時において高温選択群の方が下腿皮膚温は有意に高くなったが、寒く不快側に評価していた。高温選択群は中温選択群に比べて末梢部皮膚温を高く保ったが、寒く不快に感じやすいという感受性の違いが示唆された。
- 2010-11-22
著者
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