H-4 起床後の照明環境の違いがナデイアタイムの遅れに及ぼす影響に関する実験的研究(セッションH 環境評価1)
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概要
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本研究では,男性被験者8名を対象に起床後2時間,110,900及び40001xに曝露した時の直腸温,皮膚温,酸素摂取量,放熱量,心電図を測定し,起床後の照度の違いがnadirtimeの遅れに及ぼす影響を評価した。その結果,40001xでは他の2条件よりもnadir timeの遅れが有意に短縮されることを確かめた。40001xでは乾性放熱量,平均皮膚温が低くなることが原因と考えられる。また,40001xではHFが充進したことから,他の条件よりもリラックスしていることも確認した。以上の結果から,高照度曝露により放熱量が抑制されるため,nadir timeの遅れが短くなるが,リセットする程の効果は期待できないことが示唆された。
- 2010-11-22
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