周波数帯域別スペクトル包絡補正による音声のクリッピングノイズ抑圧法の検討(無線通信のための信号処理及び一般)
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概要
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音声収録時に,入力信号が収録機器の許容最大振幅を超過するとクリッピングノイズが発生し,収録音声の品質が低下する.このような場合,音声品質を改善するためのクリッピングノイズ抑圧処理が必要となる.従来,音声のクリッピングノイズ抑圧手法として線形予測モデルに基づく手法が提案されているが,クリッピングノイズが大きい場合には予測誤差の累積によって音声の復元性能が低下するという問題があった.そこで本論文では,スペクトル包絡の周波数帯域別補正による音声のクリッピングノイズ抑圧法を提案する.評価実験の結果,音声のクリッピングノイズが大きい場合における提案手法の音質改善性能の有効性を確認した.
- 2013-01-24
著者
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中山 雅人
立命館大学総合理工学研究機構:近畿大学生物理工学部電子システム情報工学科
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西浦 敬信
立命館大学
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福森 隆寛
立命館大学大学院情報理工学研究科
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中山 雅人
立命館大学
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早川 惇
立命館大学大学院情報理工学研究科
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